INFORMATION

JERCからのお知らせ

子どもが学校教育を受けていく過程において、その学年で習得しておかなければならないことがあります。
今回は小学校時代には何が必要なのかについてまとめてみました。

<小学校時代>
将来、中学、高校へと進学するにあたり、基礎学力を習得する小学生時代の学習がたいへん重要になります。“小学校の成績は親の成績” と云われるように、親が子どもの勉強に寄り添っていたか、勉強する習慣、正しい生活習慣を身に付けさせていたか等々、家庭教育の在り方が子どもの学校の成績に影響を与えることになります。

1、小学校時代に求められるしつけと学習方法

①小学校入学時には、鉛筆を持ち机に向かうことができる。
小学校入学までに机に向かえる習慣は付けておきましょう。リビングのテーブルで絵を描く、本を読む等ですね。平仮名の読み書きもできるようにしておきましょう。

②小学 4 年から応用学習に入る。
小学 3 年までは基礎の勉強をします。そして 4 年生から応用の勉強になり、一段と難しくなります。
この辺りで基礎学力が付いていない子どもは、なかなかよい成績が取れなくなりますね。夏休みなどに基礎勉強の復讐をしっかりさせましょう。算数の足し算、引き算、掛け算、そして 3 年生までの漢字、読解などです。

③人の話を聞く姿勢を付けておく。
人の話を聞けない子どもは、学校で先生の話も聞けません。家庭で親と目を見て話すように心掛けましょう。割り込んで話そうとしたとき「後でね。少し待っていてね」と言い、待たせることが大切です。学校で先生が話しているのに席を立つ、ウロウロする子どもがいるようですが、人の話を聞く訓練ができていないからですね。先生の話を聞けないと、学習に大きな支障が出ますのでぜひ親子の会話を通してしつけましょう。

④学習方法
3 年生まではしっかりと親が宿題をチェックし、分からないところをそのままにしないで教えてください。4 年生以上になってもどのような宿題が出ているのか、今日、何を勉強してきたのか等、夕食時にでも子どもに聞きましょう。我が子はどの分野が弱いのかを把握してくことも大切です。
弱点を捉え強化することは家庭教育に入りますね。計算が遅い、漢字を覚えるのが苦手、読解が弱い、そして読書が好きではない等々。

2、二言語で学ぶ子どもたち

第二言語である英語で学んでいくとき、母語である日本語の力が問われます。すなわち母語での学力が英語での学習に移行し、学習をサポートできるようになります。簡単に言えば、日本の学校で成績がよかった子どもは現地校でも良い成績が取れるということです。能力は一つですから。決して英語、英語と焦らないこと。日本語を確立させてから英語での学習に移行しても、決して遅くありません。3 年生までは日本語での学習に力を入れましょう。漢字、読解、書く力を中心に!
バイリンガルを求めるのであれば、日本語で言語の基礎を確立してからがベストです。小学校時代は中学、高校で学んでいくための基礎作りの時代です。

関連記事一覧