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JERCからのお知らせ

カリフォルニア州では毎年5月、公立学校に通う 2 年生から 11 年生の生徒に対して統一学力テストを実施しています。

英語を話すことができない子どもや、特殊教育プログラムを受けている子どもも含まれています。すべての児童・生徒は同じ方法で、各クラスにてテストを受けますが、テストを実施する目的は児童・生徒の基礎学力をはかり、その地域の子どもたちの結果とカリフォルニア州全体の結果を比較したものを、学校区(School District)と保護者へ提供することにあります。小学校では、カンファレンス(個人面談)の際に保護者に伝えられます。

測定する学科は、2 年生から 8 年生へは English – Language Art (国語)、Mathematics(算数・数学)、Science、 History – social science。Language Art は、「読解力」、「スペリング」、「語彙」、「文法」、「聴く力」について、Mathematics は計算と文章問題(応用問題)について試されます。9 年生から 11 年生へは Various reading(様々な読み物)、Math Skill 、Science 、Social Study についてテストします。テストの問題形式は、4 つの答えから正しい答えを選ぶ方式です。質問は、正しい答えを選ぶのに必要な”キーワード”が含まれていますので、注意深く読むことが大切です。

成績の結果は各学校ごとに、そして学年ごとに新聞で発表され、学校のレベルが一目で分かるようになっています。この成績が、次の学年に進級できるかどうかの判断基準に、また ESL(ELD)の生徒へは、ESL プログラムを終了できるかどうかの判断に使用されます。
ちなみに ESL プログラムを終了する際には、このテストの結果と担任の判断で、終了するためのテストを受けることになります。テストにパスしたならば School District から連絡があり、保護者がレターにサインをして、正式に ESL(ELD)プログラムが終了となります。
統一学力テストに関する詳細は、カリフォルニア州教育局のウェブサイトで、ESL プログラムに関しては、各School District か直接、学校にお問い合わせください。
この統一学力テストでよい成績を収めるためには、”リーディングの力”と”豊富なボキャブラリー”が影響を与えます。本をたくさん読む子どもは、読まない子どもよりよい成績を収めているという結果が出ています。

子どもに読書の習慣を付けるには、幼児期から保護者が読み聞かせをし、字に興味を持たせること。自分で読みたいと思うようになったら、同じ本でもよいので毎日読ませることです。母国語が日本語の子女の場合、日本語で本をたくさん読んでいるかどうかが重要なカギになります。本が好きな子どもは読解力が付いており、英語のリーディングにもよい影響を与えています。「字」を読み、書かれている内容を理解する力は、すべての学科に共通して影響を与えることになります。

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