海外での滞在期間と子どもの教育 ~ 短期と長期で異なる教育方針 ~
子どもが異文化社会で生活をするということは、精神面、教育面に大きな影響を与えることになります。3年から5年滞在して日本に戻り、再度日本の教育を受けなければならない子どもと、現地生まれ又は幼少期から海外で育っているケースで、この先も長期(永住を含む)に滞在する予定の子どもの場合とでは教育方針が異なってきますの...
日刊サン「教育コラム」
子どもが異文化社会で生活をするということは、精神面、教育面に大きな影響を与えることになります。3年から5年滞在して日本に戻り、再度日本の教育を受けなければならない子どもと、現地生まれ又は幼少期から海外で育っているケースで、この先も長期(永住を含む)に滞在する予定の子どもの場合とでは教育方針が異なってきますの...
成績の良い子、学力の高い子どもの父親は、その多くが子煩悩であるといわれています。米国でも以前父親が教育熱心な家庭の子どもは、成績も優秀であるというデーターが発表されました。仕事に追われ帰りが遅いお父さんも多いかと思いますが、できるだけ時間をつくってお子さんとの時間を大切にしましょう。 1.お子さんとの関わり...
子どもは、言葉はもちろんのことしつけや生活習慣なども、毎日繰り返すことによって身に付けていきます。その繰り返しは、心の安定にも繋がりますのでとても大切なことです。毎日の生活のリズムを作ってあげることは、両親の大切な役割ではないでしょうか。 1. 今日は現地のプリスクール、明日は日本の幼稚園? せっかくアメリ...
知的発達を促す「ことば」は、幼少期よりできるだけ多くの語彙(母語)を教えていくことが求められます。しかしながら異文化社会に於いては、家から一歩外に出れば異言語の世界、思うように母語の習得が進まないことを懸念されている保護者の方が多いのではないでしょうか。 家庭の中で車の中で、親子でできることば遊びをしながら...
お茶の水女子大学教授で言語学者の外山滋比古氏は、子どもの「こころ」を育み「知能」を育てるのはことばであると言われています。子どもの心を豊かにするには、豊かな気持ちのこもったことばで話しかけてあげること、そして話すことばをしっかりしつければ、賢くなりよい心も育つことになります。 では具体的にどのように接すれば...
英語で学ぶ現地校で、母語ではない第二言語で学習していくためにはどのように教育し進めて行けばよいのか、年齢に沿った学習言語習得についてお話し致します。 学習言語としての英語力は、会話レベルの力では到底学習していくことができません。学ぶための読み書きの力が求められるのです。今回は学年別にまとめてみました。 昨今...
ものの考え方を学ぶ Critical Thinking について、先月のコラムで執筆しましたが、今回は教育内容について、具体的に 15 項目挙げましたので参考になさってください。 日本でも、幼児教育から実施されている内容も含まれており、論理的にものが考えられるということが、小学校から始まる義務教育の中でたい...
アメリカの教育方法で特徴的なのは、子どもたちにものの考え方をプロセスで教えていく「CriticalThinking」を取り入れた教育です。キンダーガーテン(5歳)から高校まで、教師が教科指導する中で、生徒に質問をしながら進める指導方法が多く取り入れられています。ただ知識を与えるだけの教育ではなく、自分の考え...
子どもたちが大好きな絵本。本の影響は言語能力だけでなく、人間形成にも及ぶと言われています。 異文化社会に於いても、できるだけよい絵本に接しられるよう努力なさってください。子どもは、一度気に入った本に出会うと、何回でも読んで欲しがるものです。毎日同じ本でもよいですから、親子で過ごす大切な時間にしてください。 ...
幼児期のお子さんを帯同されて異文化社会で生活を始められた皆さんは、近くに日本の幼稚園がある場合現地のプリスクールに通わせようか、日本の幼稚園に通わせようか迷われる方が多いですね。そして何を基準に選んだらよいのか、相談が寄せられます。保護者の方には、幼児期のお子さんは母語習得の重要な時期であること、言語により...